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かずくん
きょうりゅうのくにをいく
あなたにおくる おはなしのほん
ジョーゼフ・フィッタント作
あき よしこ訳
ヴァレリー・ウェブ画 |
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むらおか かずき さま
これは あなたのために
とくべつに つくられた おはなしのほんです。
いっぱいおともだちをつくって
げんきいっぱいあそびましょう!
2002年8月15日
おじちゃん おばちゃんより |
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かずくんは 5さい。
ふとんのなかで、ねがえりをうって ゆっくりと
めをあけました。でも、すぐに めをつぶりました。
「まさか!ユニコーンのはずがない!」
かずくんは いま みたものが
しんじられなかったのです。
もういちど おそるおそる めをあけてみました。
そのどうぶつは やっぱりいました。
「おはよう、かずくん。
きょうは きみのねがいごとを きくために
ここに やってきたんだよ」
ユニコーンは ささやきました。
「・・・・・えーっと・・・・・そうだ!
きょうりゅうのこと、もっとしりたいんだけど・・・・
かずくんは こたえました。 |
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「そんなことなら、まかせといて!
これから、きょうりゅうのくにへ
つれていってあげるよ。よういは いい?
さぁ、しっかりつかまって!」
かずくんをのせた ユニコーンは、
おおぞらに とびたちました。 |
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かずくんとユニコーンが
ついたのは、うつくしいみずうみの ほとりです。
とてもおおきなアパトサウルスが、
「やあ」と こえをかけてきました。
「ぼくのからだは、バスよりおおきいでしょ。
すきなたべものは、みどりの はっぱなんだ」
かずくんが なまえをきくと
「ないんだ」
きょうりゅうは かなしそうに こたえました。
「じゃ、なまえをつけてあげる。
ミスター・ビッグってどう?」 |
 | 「ねえ、みて!
あのやま、ひをふいている!」
かずくんは、
みずうみのむこうを ゆびさしました。
「ああ、あれは かざんだよ。
まわりをみてごらん。
きょうりゅうのくにには かざんや ぬまや
ジャングルが、あちこちにあるんだよ」
「ほんと、すごくあついね」
かずくんが いいました。 |
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そこへ、ステゴザウルスが あらわれました。
「みて!せなかのギザギザ!」
かずくんは さけびました。
「あれは ほねのいたで できているんだ。
ステゴザウルスは あのギザギザで
じぶんのみを まもったり、
あそこから たいようのねつをとりいれて
からだを あたたかくするのさ」
ユニコーンが おしえてくれました。 |
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かずくんと ユニコーンは、
うすぐらいジャングルへ はいっていきました。
かわったかたちのむしや、いろいろなきょうりゅうが
たくさんいました。
あるきまわっていると、とおくから
ビシャビシャと おおきなおとが きこえてきました。
「あんなに おおきなおとを たてているのは
だれだろう?」
かずくんは
つきとめたくなりました。 |
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そんなに とおくないところで、
ティエラノサウルスに であいました。
この きょうりゅうは はが おおきくて、
がんじようなうしろあしで たっていました。
ふといしっぽが からだのささえに なっています。
「あんなに おおきなおとを たてていたのは、
きみだったの!
ちょっとうるさかったから、
ノイジィーっていうなまえを つけてあげる!」と、
かずくんは いいました。
「いま こんなことをしているなんて、
りょうくんや、けいごくんや、ゆきちゃんに
しんじてもらえるかなぁ・・・・・」
かずくんは おもいました。 |
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きがつくと ユニコーンが ないてました。
「どうしたの?」
かずくんが ききました。
「きょうりゅうたちには
なまえをつけてあげたのに、
ぼくには つけてくれないんだもん」
ユニコーンは しょんぼりしています。
「ごめん、ごめん。
そうだ エーリエルなんて どう?」
かずくんが いうと
「いいね!」
ユニコーンが にっこりわらいました。 |
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コンプソグネイサスが
かずくんたちの よこを
かけぬけながら さけびました。
「ぼくに ついてきて!いいもの みせてあげる」
「はやくはしれるから、
ライトニングって よんでもいいかい?」
と、かずくんは いいながら
エーリエルと いっしょに すごいスピードで
ライトニングのあとを おっていきました。 |
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やすみなく どんどん はしっていくと、
ごつごつしたいわが そそりたっていました。
ライトニングが がけのうえのすを
みせてくれました。
なかには テルーダクティルスのこどもが
3びき いました。
「だれの こども なのかなぁ?」
かずくんは おもいました。 |
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「わたしだよ」 というこえが、そらから きこえて
テルーダクティルスが すがたを あらわしました。
かずくんは
そらをとべるトカゲが いるなんて
おもっても みませんでした。
「デッキーという なまえにきめた!」 と、
かずくんは おもいました。
デッキーが すに おりてきました。
エーリエルが デッキーと
なにか はなしを しています。 |
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エーリエルが かずくんに
「そろそろ いえに かえるじかんだよ」 と、
いいました。
かずくん、エーリエル そして
デルーダクティルスは きょうりゅうのくにを
みおろしながら、うつくしいみずうみまで
まいもどってきました。
「なにが あるんだろう?」
きょうりゅうたちが テープやふうせんで きしべを
かざりつけています。
「なにが はじまるの?」
かずくんが きいても、
エーリエルは こたえてくれません。 |
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ちじょうに おりたつと、
ペントセレープスが あいさつに やってきました。
かずくんが すばやく かぞえると、
ペントセレープスのあたまには つのが 5ほん。
「なまえは ペンティーだ!」
かずくんは きめました。
「わたしと いっしょに きてください。
あなたを びっくりさせることが あるんです」
ペンティーは いいました。 |
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きょうりゅうたちが おおきなケーキを
とりかこんで います。
「だれのケーキなの?」
「かずくん、きみのだよ!」
きょうりゅうたちが こえをそろえて いいました。
エーリエルと きょうりゅうたちは、
かずくんが
いえに かえるじかんに なったことを
しっていたのです。
だから みんなは かずくんに
じぶんたちの くにで すごした
きょうのことを おぼえていてほしくて
パーティーを することにしたのでした。 |
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パーティーが おわると
ティエラノサウルスのノイジーが いいました。
「かずくん ざんねんだけど
もうぜんつうじしに かえるじかんだよ」
かずくんは、まだかえりたくありません。
でも りょうくんや、けいごくん、ゆきちゃんが
しんぱいするし、
みんなに きょうりゅうの くにでの ぼうけんを
はなしたくて たまりませんでした。 |
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かずくんを いえまで
おくってくれたエーリエルが、いいました。
「きみと いっしょで ぼくも たのしかったよ」
かずくんの へやに
もらったケーキが ひとつと、
ともだちになったきょうりゅうたちの
サインのはいった カードが ありました。
「このケーキを
りょうくんや、けいごくんや、ゆきちゃんと
いっしょに たべて、
この ぼうけんの はなしを するね。
さよなら エーリエル。
ぼくの ねがいを きいてくれて
ほんとうに ありがとう」 |
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かずくんが
ユニコーンにあったら おねがいしたいこと
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