牛黄は芳香開きょう薬といわれ、開きょうとは、「穴を開く」という意味です。しかし穴といっても目、耳、鼻といった見えるものばかりではなく、汗や排泄といった代謝を良くし、心臓と血管に関わる「心」の働きを正常にするといったとても大切な作用も含んでいます。そのため、むしろ「不要なものを外へ出す」といった実際の働きで覚えておいたほうが便利かもしれません。
しかも清熱解毒という作用もありますので、暑さにこたえて熱が身体の中にこもってしまった時こそ牛黄がぴったりです。
特に牛黄と人参の組み合わせだと、牛黄で余分な熱を出して、必要な「気血水」を人参で補うコンビネーションこそ、暑さによるダメージを最低限にくい止め、暑さで消耗した身体を助けてくれる活力源です。
毎年のことながら、暑さが続くと身体中疲れが抜けずに蓄積されていくようなだるさを覚えます。昔の人はこの状態を「夏バテ」とは言わずに「暑邪」の代表症状です。
そのような時お勧めなのが心臓のポンプ力をアップしてくれる「せんそ」です。このせんそには心に入った暑邪を取り除いて、暑さでもうろうとした意識をはっきりさせてくれる作用があります。炎天下の外出でクラクラする時には最適でです。
牛黄と龍脳といった暑さで身体にこもった熱を発散する優れた生薬です。
真珠は心の熱を取ってくれます。
れい羊角は上昇しがちな余分な熱を下げるので首から上の熱感を鎮めます。
また鹿茸は先天の気を、人参が後天の気を補います。
特に人参は気血水すべての補いとなりますから、汗で失いがちの水分を身体に適度に保つためにも夏こそほしい生薬です。
動物胆も弱った胃腸に必要です。













