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りょうまくんへ
きょうりゅうのくにをいく
あなたにおくる おはなしのほん
ジョーセフ・フィッタント作
あき よしこ訳
ヴァレリー・ウェブ画
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さかもと りょうま さま
これは あなたのために
とくべつに つくられた
おはなしのほんです。
よのなかのためになる
おとなになってください!
2004年5月5日
しんせんぐみいちどうより
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りょうまくんは 6さい。
ふとんのなかで、ねがえりをうって
ゆっくりと めをあけました。
でも、すぐに めをつぶりました。
「まさか!ユニコーンのはずがない!」
りょうまくんは いま みたものが
しんじられなかったのです。
もういちど おそるおそる
めをあけてみました。
そのどうぶつは やっぱりいました。
「おはよう、りょうまくん。
きょうは きみのねがいごとを きくために
ここに やってきたんだよ」
ユニコーンは ささやきました。
「・・・・・えーっと・・・・・そうだ!
きょうりゅうのこと、
もっとしりたいんだけど・・・・・」
りょうまくんは こたえました。
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「そんなことなら、まかせといて!
これから、きょうりゅうのくにへ
つれていってあげるよ。よういは いい?
さぁ、しっかりつかまって!」
りょうまくんをのせた ユニコーンは、
おおぞらに とびたちました。 |
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りょうまくんとユニコーンが
ついたのは、うつくしいみずうみの
ほとりです。
とてもおおきなアパトサウルスが、
「やあ」 と こえをかけてきました。
「ぼくのからだは、バスよりおおきいでしょ。
すきなたべものは、みどりの
はっぱなんだ」
りょうまくんが なまえをきくと
「ないんだ」
きょうりゅうは かなしそうに こたえました。
「じゃ、なまえをつけてあげる。
ミスター・ビッグってどう?」
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「ねえ、みて!
あのやま、ひをふいている!」
りょうまくんは、
みずうみのむこうを ゆびさしました。
「ああ、あれは かざんだよ。
まわりをみてごらん。
きょうりゅうのくにには かざんや ぬまや
ジャングルが、あちこちにあるんだよ」
「ほんと、すごくあついね」
りょうまくんが いいました。 |
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そこへ、ステゴザウルスが
あらわれました。
「みて!せなかのギザギザ!」
りょうまくんは さけびました。
「あれは ほねのいたで できてるんだ。
ステゴザウルスは あのギザギザで
じぶんのみを まもったり、
あそこから たいようのねつをとりいれて
からだを あたたかくするのさ」
ユニコーンが おしえてくれました。 |
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りょうまくんと ユニコーンは、
うすぐらいジャングルへ
はいっていきました。
かわったかたちのむしや、
いろいろなきょうりゅうが たくさんいました。
あるきまわっていると、とおくから
ビシャビシャと おおきなおとが
きこえてきました。
「あんなに おおきなおとを
たてているのは だれだろう?」
りょうまくんは
つきとめたくなりました。
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そんなに とおくないところで、
ティエラノサウルスに であいました。
この きゅうりゅうは はが おおきくて、
がんじょうなうしろあしで たっていました。
ふといしっぽが からだのささえに
なっています。
「あんなに おおきなおとを
たてていたのは、 きみだったの!
ちょっとうるさかったから、
ノイジィーっていうなまえを
つけてあげる!」と、
りょうまくんは いいました。
「いま こんなことをしているなんて、
かいしゅうくんや、としぞうくんに
しんじてもらえるかなぁ・・・・・」
りょうまくんは おもいました。 |
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きがつくと ユニコーンが ないてました。
「どうしたの?」
りょうまくんが ききました。
「きょうりゅうたちには
なまえをつけてあげたのに、
ぼくには つけてくれないんだもん」
ユニコーンは しょんぼりしています。
「ごめん、ごめん。
そうだ エーリエルなんて どう?」
りょうまくんが いうと
「いいね!」
ユニコーンが にっこりわらいました。 |
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とつぜん、ねことおなじくらいの
おおきさの コンプソグネイサスが
りょうまくんたちの よこを
かけぬけながら さけびました。
「ぼくに ついてきて!いいもの
みせてあげる」
「はやくはしれるから、
ライトニングって よんでもいいかい?」
と、りょうまくんは いいながら
エーリエルと いっしょに
すごいスピードで
ライトニングのあとを おっていきました。 |
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やすみなく どんどん はしっていくと、
ごつごつしたいわが
そそりたっていました。
ライトニングが がけのうえのすを
みせてくれました。
なかには テルーダクティルスのこどもが
3びき いました。
「だれの こども なのかなぁ?」
りょうまくんは おもいました。
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「わたしだよ」というこえが、そらから
きこえて テルーダクティルスが
すがたを あらわしました。
りょうまくんは
そらをとべるトカゲが いるなんて
おもっても みませんでした。
「デッキーという なまえにきめた!」と、
りょうまくんは おもいました。
デッキーが すに おりてきました。
エーリエルが デッキーと
なにか はなしを しています。 |
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エーリエルが りょうまくんに
「そろそろ いえに かえるじかんだよ」と、
いいました。
りょうまくん、エーリエル そして
デルーダクティルスは きょうりゅうのくにを
みおろしながら、 うつくしいみずうみまで
まいもどってきました。
「なにが あるんだろう?」
きょうりゅうたちが
テープやふうせんで きしべを
かざりつけています。
「なにが はじめるの?」
りょうまくんが きいても、
エーリエルは こたえてくれません。
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ちじょうに おりたつと、
ペントセレープスが あいさつに
やってきました。
りょうまくんが すばやく かぞえると、
ペントセレープスのあたまには
つのが 5ほん。
「なまえは ペンティーだ!」
りょうまくんは きめました。
「わたしと いっしょに きてください。
あなたを びっくりさせることが
あるんです」
ペンティーは いいました。
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きょうりゅうたちが おおきなケーキを
とりかこんで います。
「だれのケーキなの?」
「りょうまくん、きみのだよ!」
きょうりゅうたちが こえをそろえて
いいました。
エーリエルと きょうりゅうたちは、
りょうまくんが
いえに かえるじかんに なったことを
しっていたのです。
だから みんなは りょうまくんに
じぶんたちの くにで すごした
きょうのことを おぼえていてほしくて
パーティを することにしたのでした。
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パーティが おわると
ティエラノサウルスのノイジーが
いいました。
「りょうまくん ざんねんだけど
もうしこくのこうちけんに
かえるじかんだよ」
りょうまくんは、まだかえりたくありません。
でも かいしゅうくんや、としぞうくんが
しんぱいするし、
みんなに きょうりゅうの くにでの
ぼうけんを
はなしたくて たまりませんでした。
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りょうまくんを いえまで
おくってくれたエーリエルが、いいました。
「きみと いっしょで ぼくも
たのしかったよ」
りょうまくんの へやに
もらったケーキが ひとつと、
ともだちになったきょうりゅうたちの
サインのはいった カードが ありました。
「このケーキを
かいしゅうくんや、としぞうくんと
いっしょに たべて、
この ぼうけんの はなしを するね。
さよなら エーリエル。
ぼくの ねがいを きいてくれて
ほんとうに ありがとう」
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りょうまくんが
ユニコーンにあったら
おねがいしたいこと
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